アメリカでは時給5500円!!衝撃の賃上げのワケ

経済まとめ
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 ニューヨークのレストランで働く大学生に、時給がいくらか聞いてみました。


学生)ウェイトレスの時給は15ドル。チップと合わせて時給25ドルぐらいかな

 ニューヨークの最低賃金は15ドルおよそ1700円です。
チップ込みで時給3000円近くになるという人も。
日本と比べると、高いアメリカの賃金に今、異変が起きています。
コロナ禍から経済が回復に向かうアメリカでは、人手不足が深刻になっていまして、人件費を上げる動きが加速しています。

 アメリカ労働省が12日に発表した。9月の求人件数はおよそ1040万人に上りました。
ただ、失業者の総数は767万人ほどに留まり、雇用が過熱しているのです。
「人手が足りない」という事態に経営者はどう対応しているのでしょうか?

 八木秀次(やぎ・ひでつぐ)ボンさん(73)、50年以上前にアメリカに移住し、ニューヨークで11軒の日本食レストランを経営しています。
毎日、オフィスを出て外回りをするという八木さん。
流行に敏感なニューヨーカーのニーズや市場の動向をつかむため、自分の足で店を訪ねています。
ランチタイムに訪れたのは、その名も「蕎麦屋」いわゆるワクチンパスポートなど、感染対策を取りながら営業を再開しています。
コロナ禍を乗り越え、客足は戻ってきましたが、頭を悩ませているのは、やはり従業員の確保です。

八木さん)お客様は待ってましたって感じで来られるんですけど従業員不足で。
全米、特にニューヨークの中心マンハッタンはもう人手が足らなくて。

 店内で、そばを打つのは、20年のキャリアを持つ現地のスタッフです。
慣れた手つきで、力強く生地を伸ばした後、細く均一に切っていきます。まさに職人技です。

八木さん)グッドワーク!
現地スタッフ)有難うございます!

 店を訪ねる理由は、他にもあります。
従業員とのコミュニケーションを大切にしているのです。
飲食業界の人件費は今、うなぎ上りだといいます。

八木さん)皿洗いが時給15ドルでは見つからない。企業で引き抜きをするので皿洗いも17、8ドルになったり。板前さんも2000円だった人が2500円になって、そういう人たちの勤務時間が40時間を超えると1.5倍になるので、高い人では40ドルから50ドルの時給になる

 ニューヨーク州の法律で、週40時間を超えた分の時給は元の1.5倍となります。
今はベースの賃金が上がっていて、この残業代が50ドルと時給5500円に上る場合もあるというのです。さらに、

八木さん)それから今、食材の高騰がきていますのでコンテナ不足で。そこを加味するとまだまだ回復にはつながっていない。30%ぐらい上がっていますから全てが

 原油の高騰が続いているほか、港の混雑やトラックの運転手も足りておらず、旺盛な需要に供給が追いついていません。
アメリカの10月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて6.2%上昇し、およそ31年ぶりの高い伸びとなりました。

ニュースソース:
https://news.yahoo.co.jp/articles/0760341a0f38d5c8c56b173b80a5d2bcaf9b59b6


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Source: Investment News
アメリカでは時給5500円!!衝撃の賃上げのワケ