「数十年後に現在を振り返ったときに、多くの出来事が今回の危機が分岐点だったと記録されているだろう。長期的な視点に立てば、世界経済の成長が大きく減速し、アメリカや欧州の凋落が決定的になる。」
ロジャーズ氏はその理由は歴史にあると言います。「人々が豊かになるのは国を開いて、人々の往来や交易がさかんになるときだ。」と言います。例えば、大航海時代や19世紀の「第1次グローバル化」と言われる時代、コロナ前のグローバル社会における経済成長がそれを証明しているということです。
「しかし、第一次世界大戦を受けて、あらゆる国が国境を閉じ始めると、すべてが逆回転するようになった。その結果、第二次世界大戦という惨禍を引き起こしたのだ。その反省として、1945年に各国が二度と国境を閉じるような過ちをしないようにと、国連やGATTが設立された。しかし現在、1920~30年の教訓を覚えている人の大半は亡くなってしまっている。」
現在、感染が収束している中国やニュージーランドなどでも国境をすぐに開けることは難しい状況です。一部の国では重要なビジネスミーティングを中心に人的交流を再開しようとしているものの、監視システムをどうするかという問題もあります。
「近年、国際社会に過去の教訓を無視するような問題が生じている。アメリカには貿易戦争で勝利できると考える大統領が誕生した。歴史を見れば、貿易戦争に勝者など存在しないことは明らかだ。国を閉じて繁栄した例はない。しかし、アメリカの大統領は、歴史より自分自身のほうが賢いと思っているようだ。とても愚かな考えだ。そこへ今回のコロナ危機が追い打ちをかけた。アメリカはますます自分本位になり、国境に壁をつくるようになるだろう。」
米政府は新たな対中関税措置を検討すると同時に、世界の産業供給網から中国を排除する取り組みを加速させているようです。
しかし、2018年から始まった米中関税戦争ですが、当時はアメリカへの輸出が減ってもEUやASEANへの輸出が増えており、中国の全世界への輸出は減っていませんでした。今回も同じことが起きるだけかもしれません。
ロジャーズ氏は英国を始めとした欧州経済の見方もネガティブです。
「経済的に疲弊した国民もまた自己中心的になる。イギリスでは国民の半数以上がEUからの離脱を望んだ。排外主義やポピュリズムの蔓延が起こったのは1930年代で、歴史は繰り返されるわけではないが、歴史は韻を踏む。これはアメリカの文豪マーク・トウェインの言葉だが、世界の出来事のほとんどは、まったく同じではなく、少しだけかたちを変えてくり返される、という本質を突いた言葉だと思う。」
コロナショックがトランプの再選を脅かす
「今回の危機が起こる前は、もし、どちらかに賭けろと言われたらトランプ再
選に賭けていただろう。なぜなら、90年代以降、現職の大統領が再選されているケースが多いからだ。現職の大統領はホワイトハウスから、自身が再選するためにいろいろな手段を行使できる。地方の公共事業を許可し、株価を上げることで、再選に近づくことができるのだ。」
しかし、コロナショックによって株式市場が崩落し、株価や経済の落ち込みを食い止めるのは並大抵の努力ではできないと言います。
「アメリカはこの10年間、経済は好調で、株価もほぼ右肩上がりに上昇し続けてきた。アメリカ経済の好調を支えてきたのは、新興国など海外経済にお金を投資したリターンによるものだ。金融立国と言えば聞こえはよいが、投資の上がりで食べていく国に成り下がってしまったのだ。
また、もう一つの要因は、シェールガスやシェールオイルなどエネルギー産業が、バブルと言ってよいほどの好景気にあったことによる。しかし、ここへ来ての原油価格の急落で、その好景気も終焉を迎えてしまった。」
コロナ前は再選に絶好な環境が整っていたにも関わらず、危機によって窮地に立たされてしまったと言うのです。
「トランプ大統領誕生の立役者と言われる中西部の白人たちの多くは、老後の年金資産を株で運用している。そのため、株価の下落は再選を目指すトランプにとって大きなダメージとなる。」
最大級の危機が中国覇権を後押しする
以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/byline/yokohanawa/20200603-00179470/
>その結果、第二次世界大戦という惨禍を引き起こしたのだ。
これは全然違う
WW1はドイツがベルサイユ条約の賠償金→英仏→アメリカに戦費のための借金返済→アメリカがドイツに投資と
国境を越えた資本移動があったので回っていた
国境は閉じてなどいない
ところが29年の暴落、大恐慌でそれが止まった
とどめはアメリカはじめ世界各国が緊縮政策をやってしまったこと
それが不景気を悪化させてナチスも生んだ
真に歴史から学ぶべきは「不景気に緊縮政策は不景気を悪化させ、戦争を引き起こす」ってことだ
だから人類はちゃんと歴史に学んでいる
>不景気に緊縮政策は不景気を悪化させ
日本だけは学んでないけどなw
アメリカは大恐慌後の「不景気の緊縮政策」っていう正反対の大間違いをやり
30年代の10年をデフレで苦しんだ
それも、ニューディール政策で持ち直した!→よし、また財政健全化、緊縮だ!→また不景気・・・みたいなことをやっていた
それがすっかり修正されたのが第三帝国を滅ぼすための戦時体制
政府の借金に糸目をつけない拡大政策だな
いまコロナでアメリカがやるべきはこれだ
自分の国ができることが歴史に示されているのにそれが分からないぐらいに耄碌したのかな?
ジムってあほだろw
全然述べられてないな。
元がドルに代わって基軸通貨になるとか絶対ありえないだろう。
今は衛生面で問題があるが、日本も工場スモッグや水俣病など衛生面でも問題あったが
それを克服してバブル期を迎えた
中国も同じで、衛生面を克服すれば、これからがバブル期に入る。
中国への不信が拡大して生産拠点の見直しと自国生産への回帰が始まりそうな予感
コロナがなかったら、覇権を握ってたろうね
どっちの陣営に着くかって話で世界が2分しそうではある
それは見えてることだ。だが、中国が世界の覇権国家になると言うことは、習の世界と言うことだ。
そうなるとは思えないが?そもそも中国は金融が弱過ぎる。香港だけでも終わりそうだが?
アメリカが弱体化した穴は日本が貰えば良い。民主主義国家同士、補完したら良い。
中国が派遣に近づくとかw
最近は工作も露骨になってきてバレバレだし
から短期目線の個人投資家には投資方法が違うから参考にならない
「アメリカ人」「アメリカはどうすべきか!?」っていう視点が一切ないことですよ
全部他人ごとだよね、道徳や人道的視点も一切ない
ウイグル人やチベット人や香港人も含めてどうでもいいようだ
カネカネカネ
トランプだって似たようなもんだけどねw
あのおじいちゃんも「自分自分自分」で中国に媚びてたよな、最初は
商売でも大事だったみたいだし
実は事務とトランプって似たもの同士なんだよw
Source: XM Trading 評判・口コミ ? FX・投資・マネーまとめ速報
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