本書の主張を簡明に述べるなら、イギリス社会は「経済資本」「文化資本」「社会関係資本」によって階級化されているということになる。私は『幸福の「資本論」』(ダイヤモンド社)で、幸福の土台(インフラストラクチャー)を「金融資本Financial Capital」「人的資本Human Capital」「社会資本Social Capital」で説明した。サヴィッジの「経済資本」は「金融資本」に、「社会関係資本」は「社会資本」に相当するが、「人的資本」の代わり「文化資本」が階級を決める重要な要素として取り上げられている。
これはもちろんどちらが正しいということではないが、なぜこのようなちがいが生じるのか、よい機会なのですこし私見を述べてみたい。
「富の山が高くなれば、麓から頂上を目指すのが困難になる」 経済学でいう人的資本は労働市場における富の獲得能力であり、それは所得によって示される。イギリスでも所得の分布は二極化していて、「所得上位10%の収入は下位10%の約17倍であり、上位1%の所得が下位の約124倍である」というデータが示される。だがそれにもかかわらず、サヴィッジは「所得は主要な経済資本ですらない。富裕層では特にそうだ」と述べる。
その根拠は、過去30年間の社会全体の富=経済資本の蓄積が莫大だからだ。貯蓄・住宅・家財・貴金属などの個人資産の総額は、1980年の2兆ポンド(約270兆円)から2005年にはインフレを考慮しても3倍の6兆ポンド(約810兆円)相当になった。対GDP比の総資産の割合も、同じ25年間で300%未満から500%超へと約2倍になっている。その結果、人口約6500万人のイギリスにはミリオネア(純資産で100万ドル超)が200万人もいるという。イギリスの世帯数は約2600万だから、ミリオネアを世帯主とするならば、およそ13世帯に1世帯が億万長者の家に暮らしていることになる。
社会全体の経済資本=純資産を、サヴィッジは「富の山」と形容する。この数十年でイギリス社会の富の山は大きく成長し、その結果、上位1%の富裕層の1人あたり平均資産は1976年の70万ポンド(約9450万円)から、2005年にはインフレ調整後でも3倍の223万ポンド(約3億円)に膨れ上がった。それに比べて下位50%のひとびとの平均資産は5000ポンド(約68万円)から1万3000ポンド(約176万円)になったにすぎないという。
まさに「1%vs99%」の構図に見えるが、ここには数字のマジックがある。ちょっと計算すればわかることだが、イギリスの上位1%の資産は1976年には下位50%の140倍で、それが30年後の2005年には172倍になった。上位1%の資産が30年間で3.2倍に増え、下位50%の資産は2.6倍に増えた、といっても同じだ。高齢化によって資産格差は広がるから、それを考慮すれば、この程度のちがいを「許しがたい不平等」と見なすかどうかは意見が分かれるだろう。
資産3億円(上位1%)と資産176万円(下位50%)ではとてつもない格差に思えるが、これは絶対値を比較しているからだ。100円が倍になれば200円で、100万円が倍になれば200万円だ。富裕層と貧困層が「平等」に富を増やしても、絶対額の差は開いていく。社会全体がゆたかになれば、「グローバル資本主義の陰謀」などなくても(絶対額での)格差は自然に拡大していくのだ。
本書で説得力があるのは、「富の山が高くなれば、麓から頂上を目指すのが困難になる」との主張だ。山頂までの距離がさほど遠くなければ、努力すれば自分でもたどりつけると思えるだろう。だが「富の山」がエベレストのようにそびえたっているのなら、ほとんどのひとは登山そのものをあきらめてしまうにちがいない。これが欧米や日本などのゆたかな先進国で「格差」が社会問題になるひとつの理由だろう。
人的資本を「経済資本」や「社会関係資本」のなかに“隠蔽”しているのではないか 日本と同じくイギリスでも、富の形成に親からの援助の有無の重要性が増している。「欧米では子どもは成人すれば親とは別人格」とされてきたが、いまやイギリスの親の29%(およそ3人に1人)が別居している子どもに経済的援助しており、子育て(孫育て)で家計が苦しくなる45歳から54歳の子どもに限れば、親からの援助を受けている割合は45%(およそ2人に1人)にのぼるという。
12/19(木) 21:00配信 zaionline 全文はソース元で https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191219-00223901-dzai-bus_all
全体主義の反対は?←→【個人主義】
個人の幸福を優先させる【個人主義】を目指せばよい。
アホか?
ランダムに100人の大人を連れてきて、その中でのトップだぞ。
全体主義(共産主義、社会主義、資本主義、帝国主義)になると、
国家や企業が強固に利己的になり、個人個々を抑圧、弾圧する。
ほんときっったない事やってるんだなあ!って。
ヨーロッパの半分が共産主義になったのも頷けるわ。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/stock/asakura/0007.html
会社の為に株価上げる!とかそういう話ではない。オプション欲しいから大量の資本で相場ねじ曲げて中小ファンド損させるとか、そういう話だから。
なぜなら日本人は狩猟民族ではなく農耕民族だからだ
安定を求める農耕民族は冒険や不安定を嫌う
少しでも不安を取り除くために資産を貯める方向に動く
故に冒険、いわゆる投機を主眼に置く体制は馴染まないのだ
笑わせんな。
何も生み出していないで、実行労働者から搾取する
資本主義とはそういうもの
ギャンブルの胴元が資本家
平等主義に毒されてないから、それが当たり前の感覚
日本人にとっての天皇制の皇族みたいなもので、世代を超えて染み付いてる
きれいな士農工商、カースト
ッ
ド
ラ
日本でもそんなものなんじゃないか
それなりの職について資産築けるから階級社会といわれてもピントは来ないんだよな
ソースにある通り実際その上のてっぺんの土地持ち上流階級との断絶がすごい
激しいのかね
「確立した中流階級」「技術系中流階級」「新富裕労働者」
「伝統的労働者階級」「新興サービス労働者」「プレカリアート」
>「7つの階級」に分かれていて、最下層を蔑視する中流層が存在する
つまり下層叩きしているのは主に中間層
だから下層叩きスレに役人とか意外とメディアとか食えてる自営業が多い
それを主宰できる社交界の人達
一般人は立ち入れない
そこに入って地位を得たら国際事業なんかも直ぐ口利きがして貰えるし
専門家の指導とかも受けさせて貰える
そういうのが超上流でそれ以下とは隔絶以上のものがある
グレタなんかそういう家庭の典型児童
体制的業績保持者
批判的エリート
社会参加する市民
満足した上昇志向者
脅かされた労働者中間層
自己満足の伝統主義者
権威思考の低資格者
外されたプレカリアート
以前読んだドイツの9つの分類
つまりね
批判的エリート
社会参加する市民
満足した上昇志向者 こそが
権威思考の低資格者
外されたプレカリアートを叩いてるのだよ
それがスレタイに書いてあることだ
自覚しろつーのお前らだろ
世界中どの国もそうだろ
単に、イギリス人の国民性だと思うけどね
差別が好きなのは
日本はネトウヨこどおじ叩き
他民族はヘイトしてはいけないが、同じ人種の底辺は自己責任論で自分が悪い
というダブスタが横行している
それは差別階層の再定義をしているだけ、嘗て起きた言論封殺を
また性懲りも無く繰り返しているだけなんだよ
属性により人を分けて括って叩く、善と悪のゼロサム思考
これがお前らの言う正義の終着点なんだよ
「深淵を見つめる時、深淵も見つめ返している」
の世界だね
自分が例外だと思う人は謙虚になるべきだ
Source: XM Trading 評判・口コミ ? FX・投資・マネーまとめ速報
イギリス社会は「経済資本」「文化資本」「社会関係資本」により「7つの階級」に分かれていて、最下層を蔑視する中流層が存在する